1. ネット「で」という時の前置詞


Jさんの経験上、ネット「で」という時は、on the Internet が一般的だと思っています。前置詞の感覚やイメージにもとづく確固とした理由があるわけではないのですが、アメリカ生活を通してよく聞いたのがon the Internet だったからです。ですが、よくよく考えてみると、日本語では、"ネット空間"とか"ネット社会"と言ったりもするわけで、どこか3次元的な雰囲気がなくもありません。in the Internet でもよさそうな気がしてきたので、調べてみることにしました。

Internet_image

2. 英語フォーラムの投稿によると。。。


on the Internet in the Internet でググってみると、まさにJさんの疑問に答えてくれそうな英語フォーラムのスレッドが見つかりました。参照したのはこのサイトですが、大方の人が on the Internet を使う、と言っています。

インターネット上で見つけることができるデータやウェブサイト(情報)というのは、「日本人の英語」の著者であるマーク・ピーターセン氏の表現を借りると、可分で平面的な感じがするから、on the Internet が主流となっているのではないか、とJさんは考えました。逆に、in the Internet というと、見つけた情報もインターネットも混ざり合っていて切り離すことができないもののように感じるわけです。

また、別の解説サイトには、

When something is part of the Internet, we say that it is “on the Internet”, not “in” or “at” the Internet

と、何かがネットの一部分である場合、on the Internetであり、in や at the Internetとは言わない、とハッキリ書かれていました(ソースは、こちら)。

3. Internet と共に用いられる可能性のある他の前置詞


on the Internet が主流とはいえ、他の前置詞と共に使われるケースが全くないわけではありません。

例えば、

You can buy the toy over the Internet.

と言ったりもします。ネット「で」買えるよ、といったニュアンスですが、この場合は、手段を表わすoverが使えます。

またネットを介してデータを送る場合には、

The data will be sent over the Internet

のようなケースもあるでしょう。

他にも、access to the Internet, learne from the Internet, in the Internet era, などなど、文脈によってはon 以外の前置詞が使われるケースもあります。短いですが、この記事も参考になりました。