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中・上級レベルの方を念頭に記事を書いています。Speaking/会話は、句動詞中心。細かなニュアンスを表現できると、英語の世界がグッと拡がります。単語は、英検1級レベルのものもボチボチ取り上げます。英語で色々な科目を学ぶことのおもしろさについても書いてます。

タグ:英単語

朝ごはんでコーヒーをこぼし、白いワイシャツを思いきり汚してしまった、宿泊数を勘違いしてパンツや靴下の数が足りなくなった、などなど、海外出張先で洗濯をしなければいけなくなった、というビジネスマンも多いことと思います。そんなときに必要となる英単語を5つ挙げています。

1) laundry service (クリーニング)

まずは、ホテルでクリーニングをやってくれるかを聞きますよね。その際、cleaning service (クリーニングサービス)というと、相手は、部屋の掃除をイメージします。部屋の掃除はやりますよ、と怪訝な顔をされてしまうかもしれません。

Do you offer a laundry service? (クリーニングをしてもらえますか?)

と、laundry serviceを使うのがいいですね。

2) washing machine (洗濯機)

クリーニングサービスは高いので、自分で洗いたい、という場合、ホテルに洗濯機があるかどうかを聞きますね。洗濯機は、laundry machineやclothes washer でも分かってもらえるとは思いますが、

Do you have washing machines in this hotel? (洗濯機はありますか?)

といった感じで、washing machine を使うのが一般的でしょう。

3) detergent (洗剤)

洗濯機があっても洗剤がなければ汚れを落とせません。英語が苦手な場合、どんな単語を駆使して表現するでしょう? washing medicineとかclearning medicineとかでしょうか??

洗剤は、detergent ですので、覚えておきましょう。

4) dryer (乾燥機)

洗った洗濯物は、乾燥機へ。その乾燥機は、dryer です。ドライヤーというと、頭を乾かす道具を思い浮かべてしまいますが、洗濯物を乾かす器具も dryerです。

5) stain (シミ)

クリーニングを頼み、コーヒーのシミなど、ピンポイントで取りたいという場合には、stainという単語を使いましょう。「シミを取る」という場合、remove a stain, get rid of a stainという表現がよく使われます。

ちなみに、アメリカで、コーヒーなどのシミ取りによく使われるのは、stain remover です。Jさんも昔、大事な打ち合わせ前に結構派手にコーヒーをこぼし、慌ててドラッグストア(pharmacy)に駆け込んでこのグッズを買い、一難を逃れたことがありました。かさ張らず、結構効果があるので、海外出張に限らず、ラーメンやそばの汁を飛ばしてワイシャツをよく汚すサラリーマンの方にはオススメです。カバンに一本入れておくとよいでしょう。



以上、海外で洗濯をしなければいけない、というシーンで使われそうな英単語を5つ挙げました。もちろん、他にも色々考えられますが、関連する英単語を増やすキッカケになればと思います。

1. laundry service
2. washing machine
3. detergent
4. dryer
5. stain

Jさんがアメリカ カリフォルニア州で働き始めたのは、今から11年前の2008年8月。
日本本社から現地に駐在し、営業マネージャーとして働くこともあり、ローカルメンバーに英語でのコミュニケーションも問題なくできる人物だと認識してもらいたくて、とにかく"英語力の向上"に時間を割いていました。

その当時、最初に活用した単語集が『アメリカのビジネスマンがよく使う英単語』でした。アマゾンで見る限り、もう中古品しか扱っていないようですが、Jさんの日常業務を含め、ビジネスシーンでよく見かける英単語がたくさん収録されており、タイトル通りの本だったと言えます。

この本の著者 阿部一さんのキーワードは、"教養と品格"で、この本の冒頭「はじめに」には、次のようなくだりがあります。

アメリカをはじめ、他の英語圏の国では、「単語力」が人生でもビジネスでも成功の可否を決めるとする意識がとても強い傾向があります。したがって、キャリアアップや人生の成功を勝ち得たい人は、大学を出て社会人になっても絶えず読書を続けたり、単語力増強のプログラムを使ったりしながら、普段から少しでも「幅の広い教養とそれに伴う単語力」を増やす努力をしています。


また、
単語力はその人の教養や品格と連動している」という英語圏の教養人の考え方
というフレーズもあります。

最近、この単語集を読み直す機会があり、「そのどおりだなぁ」と改めて思わされました。

使う言葉にその人の教養や品格がにじみ出る、というのは日本語でも同じです。こう考えると、「品性と教養を伴った」英単語の習得というのは、英語でビジネスをするすべての人に役立つ行為で、ノンネイティブの日本人はなおさら時間をかけるべきテーマだと言えるでしょう。

製造業・メーカーの営業としてキャリアを積み始め、欧米での駐在が10年を過ぎました。今は、製造事業部の企画をしているJさんですが、M&Aや子会社経営陣との調整など、新しく経験する分野もあり、"教養と品格"のある英語の習得を心がける日々は続いています。

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