Gateway to the English world - ここから英語の世界へ -

中・上級レベルの方を念頭に記事を書いています。Speaking/会話は、句動詞中心。細かなニュアンスを表現できると、英語の世界がグッと拡がります。単語は、英検1級レベルのものもボチボチ取り上げます。英語で色々な科目を学ぶことのおもしろさについても書いてます。

カテゴリ: 効率のいい英会話習得法

アメリカ駐在時代、営業職だったJさんは発音には相当な時間を使いました。

ここでは、独学で使った本、発音に特化したプライベートレッスン、そこで教わったポイントを独学で学べる教材、の3つについてまとめています。

独学で使った本


はじめにやったのは、『英語のリスニングは発音力で決まる』という本です。

英語のリスニングは発音力で決まる!

ネイティブを相手に出来るだけスムーズなコミュニケーションをしたい、という思いでCDを繰り返し聞き、発音してみました。独学なので、正しい音を出せているかどうか判断できませんでしたが、自分なりにうまくなっていると言い聞かせてやっていたように思います。

スコット・ペリー先生の発音レッスン


そんな折、リスニングに関する記事で紹介したスコット・ペリー(Scott Perry)先生の存在を知り、プライベートレッスンを受けることにしました。

日本人の発音矯正に特化した内容で、正直、レッスン料はかなり高かったですが、正しい音が出せているかを確認してもらい、それを出すためにどうすればいいかを学ぶという意味で、とても効果があったと感じています。

単語ではなく、フレーズをひとかたまりの音として耳で覚える、といったアプローチはとても新鮮でしたし、発音が矯正されたことで、アメリカ人とのコミュニケーションにもかなり自信がもてるようになりました。

発音のポイントを独学で学べる教材


スコット先生のレッスンで何度もチェックされたことの1つに、「舌の位置」があります。"tongue position"と呼ばれるもので、英語の音を出すときに舌がどこになければいけないか、が定義されています。

ただこれ、口で説明されてもイマイチ理解できなかった部分もありました。「舌をまっすぐに引く」と言われても、まっすぐ引いているつもりやけど、なんか丸まってる気もするなぁ・・・と思ったり、結果的に、音が出せたのでたぶんこの位置であっているのだろう、としていた時もあります。

Jさんの個人レッスンが終わってからですが、そんなあいまいさを解消する発音教材が発売されました。スコット先生の監修のもとで作られたネイティブスピークという教材です。

ネイティブスピーク

口の中で舌がどう動くかをCGで示しているので、とても分かりやすいです。tongue positionに関する解説は、スコット先生の他の教材にも出てくるのですが、この教材の映像の分かりやすさはダントツでしょう。

正しい発音が出来ているかどうかを確認してもらうために、ネイティブの発音レッスンを受ける意味はあると思います。

ですが、音の出し方を知りまずは自力でやってみたい、という場合は、このネイティブスピードで十分だというのがJさんの個人的な考えです。12,800円という値段だけ見ると結構高いですが、大手英会話学校の授業料はこの比ではないですし、発音に特化したプログラムを見つけるのは難しいでしょう。

*スコット・ペリー先生の発音レッスンや教材は、あくまでアメリカ英語を学びたい人向けです。ヨーロッパに転勤してから感じたのですが、アメリカ英語の音(blendingなど)は、必ずしも好意的に受け止められません。アメリカにいたときは日常会話で通じていたフレーズについて、何?と聞き返されることもあり、1語1語をハッキリと発音し直したりすることもありました。アメリカ英語が全てではない、という点は頭に入れておくとよいかもしれません。

アメリカに駐在して2年半が経ちましたが、自分の目指す姿と現実の英語力には、まだ大きなギャップはあります。ですが、もし2年半前に戻り英会話の学習方法を見直すことが出来るなら、私の英語力はもっと短い期間で今のレベルに到達できたと思います。そこで、これから英語話力を向上させようと考えている方が遠回りしないように、上達への最短距離を示してみたいと思います。

1. 英語の"音を聴くこと"に時間を掛ける
私はこの部分を軽視してしまったが故に、随分ロスをしてしまいました。"音を聴く"と書きましたが、単純にリスニングだけを意味するわけではありません。"英語の音を言語として認識できるようになるためのトレーニング"と"英語の発音トレーニング"の両方を意味するのです。

アメリカ英語は特に、省略や曖昧な音があるので、そういった音を言語として認識出来るように耳を鍛えるトレーニングが不可欠です。そのための教材は、以下の"リスニングパワー"が最適です。

英語バイリンガル育成プログラム「リスニングパワー」

この教材の開発者であるスコット・ペリー(Scott Perry)先生は、日本人に特化した発音矯正を行っており、日本人のクセ(いわゆる、Japanese Accent)を熟知しています。そのクセを矯正することで、今まで聞き取れなかった音が英語の音として認識できるようになり、リスニング力が向上するのです。

2. 発音を徹底的に矯正する
英語の音を確実に認識できる耳を作ったら、次はそれを確実に発生する必要があります。ネイティブにも1回で通じるキレイな発音を身につけることで、自信もグッと高まることでしょう。この発音を矯正するためのトレーニングは、先ほども登場したスコット先生のDVDが絶対にお勧めです。

スコット先生の発音大学DVD3枚組みと7シークレットのテキストのセット

ちなみに私は今、Scott先生の発音矯正講義を直接受けている最中です。

3.多聴を行う
1と2をきっちりと行ったうえで、ネイティブ同士の会話を聴き込んだり、ニュースを見たり、映画を見たり、といったステップを踏むことが一番効果があると思います。私の場合、多聴をスタートさせるタイミングが早過ぎました(というか、最初からこのレベルにいると勘違いしておりました・・・)。

このレベルに達した方には、Effortless EnglishLearn Real Englishといった教材を使ってvocabularyを増やしていくのが非常に効果的だと思います。

この3ステップが英語力を飛躍的に向上させると私は確信しております。繰り返しになりますが、私の場合は、ネイティブ同士の会話にも早くついていきたいという思いが先走り、3を早くからやり過ぎてしまいました。現在、発音をもう一度鍛え直している最中です。

新しい年を迎えました!今年もネイティブ並みの英会話力習得を目指して頑張りたいと思いますので、よろしくお願い致します。

この記事で新年の抱負を英語でどう表現するかについて書きました。新年の抱負は、New Year's Resolution(s)ですね。1月1日は、テレビや新聞でもこの単語を見聞きする機会が非常に多かったです。

私の英会話力向上のためのトレーニング教材は、"Learn Real English"ですが、今年は、これに加えて1日最低15分(できれば30分)英語のニュースを見るようにしたいと考えています。これもトレーニングの一環なのですが、聞いたことを英語のままで理解することに主眼を置きつつ、新しい単語や表現も学べればと思っています。ちなみに、私は、KTVUというサンフランシスコを中心とした西海岸を主に扱うニュースを見ています(ホームページは、こちら)。

新年の今日(1月1日)は、ホームページ上で以下のようなアンケートを見つけました。

What Is Your New Year's Resolution?

-lose weight
-get a better job
-reduce credit card debt
-be more organized
-I don't make New Year's resolutions
-quit smoking

私のNew Year's Resolutionは、"Learn English Everyday"としておきます。

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今年こそ英語をやると決めた貴方に。1日たった20分 酒井式 独学英語習得法 Simple English

相手が言っていることを理解し、自分が伝えたいことを相手に理解してもらうこと、が英会話の一番の目的と言えます。ですから、多少語順や文法が間違っていても、大意が伝えられれば目的は達成できるわけです。ですが、英会話の学習をしていると、細かな語順や前置詞の使い方など、気になる点も出てくると思います。そんな時、辞書を調べるのもいいですが、気軽にネイティブスピーカーに聞いてみるのは如何でしょうか?
WordReference.comというサイトがあります。このサイトは、英和、英西、英中などの辞書としても使えますが、トップページの真ん中くらいに"English Only"というフォーラムがあります。ここでは、説明文に書いてあるとおり、英語の使い方に関する質問を気軽にすることができるのです。"先日、こんな場面で、これこれといった表現を聞いたのですが、これは自然な言い回しでしょうか?American Englishを母国語とする方、回答御願いします"と言った具合に聞くことができるわけです(もちろん、質問は英語で書く必要はありますが)。

このサイトで質問されていること及びそれに対する回答は非常に役立つものが
多いので、興味のある方はスレッドを一通り読んでみるのもいいと思います。

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EVERYDAY ENGLISH PHRASES

Amazon.comを御存知でしょうか?いわずと知れたアメリカを代表するインターネット小売り店ですね。実はこのAmazon、英語力・英会話力の向上にも非常に役に立つんです!

もちろん、英語で書かれた商品の説明を読むことも勉強にはなりますが、もっと気軽に活きた英語に触れるのであれば、"カスタマーレビュー(Customer Reviews)"を見て下さい。ネットを通じて買い物をする人にとってはお馴染のコーナーだと思いますが、要は、その商品を購入した人が、実際に商品を使ってみた感想や配送までのサービスの良し悪しを評価するものです。

実は、このカスタマーレビューには生の英語がたくさん詰まっています。英字新聞やニュースの場合、正確でカチッとした英語が主となりますが、このカスタマーレビューの場合、結構砕けた表現やスラングなども見受けられ、英語の幅が広がります。日本のWebサイトを想像して頂けれよりイメージしやすいと思いますが、カスタマーレビューに小難しい表現を用いる方はあまりいないと思います(本の感想・批評の場合、堅苦しい文章に出会うときもありますが・・・)。カスタマーレビューの大半は、大抵の人が知っている易しい単語で書かれているので、基本単語の使い方や表現方法等、きっと新しい発見があると思います。

海外で生活している気になって、Amazon.comを見ながら英会話力を向上させ
てみては如何でしょうか?

*カスタマーレビューは、商品・サービスに対する評価が主目的で、一般人が書くものですから、当然、誤字や文法的に間違っている場合もある点には一応御注意下さい。

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