先日、レッスンで先生と話している時にハッと気づかされることがありました。

その先生は、日本語の勉強をしています。多少間違いはあるものの、日常会話ならできるとレベルです。しかし、日本語のリーディングが非常に難しいので、どうやったら早くマスターできるかと尋ねられました。

そこで私は、まず「平仮名」の文章を読み書きできるようにし、次に、平仮名の一部を少しずつ「漢字」に直して読み書きできるようにすることを提案しました。要は、小学1年生が平仮名を習い、少しずつ漢字を学習していくのと同じです。これには先生も納得の様子で、頑張ってみると言っていました。ところが、日本語の文章には、もう1つの表記があります。それが、先生曰く、外国人にとって一番難しい「カタカナ」なのです。エンターテイメント(entertainment)やクリスマス(Christmas)等、英単語に直せば簡単に分かるものでも、カタカナ表記では全くイメージできないと言っていました。確かに、元々、海外から入ってきた言葉を日本流に(?)発音したものがカタカナなので、ネイティブにとっては分かりづらいのは当然だと言えるでしょう。そこで、私は、カタカナは英語の汚い発音だと思えばよく、まずは、平仮名と漢字を勉強したらいいと言いました。ちなみに英語では、You can think that Katakana is a sort bad pronunciation of Eniglish. So at first, you should focus on Hiragana and Kanji.という風に言ったような気がします。

こんなやり取りの中で私がハッと気づかされたことは、先生が、「日本に住む外国人はカタカナが分からないとレストランに行けない」と言った時です。確かに、日本のレストランの多くはカタカナ表記のみのメニューが多いように思います。街中の看板も平仮名・カタカナ・漢字を織り交ぜたものが多く、英語表記・ローマ字表記は一般的ではないですね。国際化を目指すのであれば、こういった小さなことから変えていくことも必要なのではないかと思いました。